鬱な詩を書き綴る鬱詩.net

鬱な日常を詩で綴る鬱詩.net

カーニバル


ガラガラと鳴り騒ぐ通り

その手を引いた大きな影と

麦を踏み歩く劣情パレード

倒れた三輪車を百足が這う

春を売る幼さに蜂が群がれば

匿名の膿に塗れ喝采の謝肉祭

笑っていればいい

笑っていられるなら

幕間劇で首を吊るピエロに

絡まる鞭が鎖に変わる頃

花嫁は帰り道を無くして

面影は少女と変わりなく

無音の通りを只ずっと

冷めた眼で 眺めた 眺めた

Copyright(C)鼠