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動悸


指揮者の目に落差はあって

冷たい跡に五月雨が笑うのです

構築した昨晩は早くも腐敗

心音が響く一人は毒に似た気がします

この闇はこの白は途絶えても眩暈

背信の譜面に従います教祖よ

割れた割れた割れた頭に君が赤

リピートする絵が灰が痛い痛いアスファルト

あれ、静かになった 砂嵐、止んだ

残ったのは無言の私だけでした

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