鬱な詩を書き綴る
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廃棄
自責の声で目を覚ました猫
土足で潰された路地裏の心
視線に怯え震える足と瞳
罪に飼われる生涯にバスの音が笑った
息を殺して 息を殺して
何に祈ることも出来ないまま
汚れた空気に身を任せれば
踏み出した その歩みは車道へ
無残に砕け散る 我が身に未練もなく
魂さえゴミになる 廃の世界に別れを告げた
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