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不条理


手を伸ばした安定剤は甘い毒の味がした

繰り返す自傷の果てに何が救えるというのだろう

少女の目は虚ろで何も映せないというのに

せめて吐き出すように涙を ただ微かに涙を

現実と日常は酷く恐ろしく 深く堅く目を閉じて

幻覚よ憂鬱よ さようなら おやすみなさい

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