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霧雨


首を吊ろうとネクタイをしてみた

旅の向こうの景色は耳鳴りがして灰色

秒針が最低な僕の背中を押した

この部屋の何処を死に場所にするべきか?

明後日に見つかる蛍光灯の下

嫌な思い出と優しい思い出に流した涙は霧雨

外は綺麗に輝きだす濡れた光

切ない、痛む、頭と胸を抱えて歩いた日にバイバイ

穏やかな空は最後の青

動かなくなった僕に物語は無かった

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