鬱な詩を書き綴る鬱詩.net

鬱な日常を詩で綴る鬱詩.net


無闇に切り裂いたその言葉から

震える手を思い出したのです

真実は常に曖昧であり

皆が互いに正義と語ります

その様は酷く滑稽で悲しくて

吐き気と諦めは深くなるばかりです

苦しみの今日が答えとするならば

昨日、耐えた痛みの意味は何なのでしょうか?

誰もが誰もを傷付ける世界なら

私の居場所は何処にもありません

この影の濃い風景に目を閉じて

理不尽を笑う強がりも捨てたなら

一人、最期を静かに祈ります

どうか心も終わりを迎える頃

そこに明日がありませんように

Copyright(C)鼠