鬱な詩を書き綴る
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心
無闇に切り裂いたその言葉から
震える手を思い出したのです
真実は常に曖昧であり
皆が互いに正義と語ります
その様は酷く滑稽で悲しくて
吐き気と諦めは深くなるばかりです
苦しみの今日が答えとするならば
昨日、耐えた痛みの意味は何なのでしょうか?
誰もが誰もを傷付ける世界なら
私の居場所は何処にもありません
この影の濃い風景に目を閉じて
理不尽を笑う強がりも捨てたなら
一人、最期を静かに祈ります
どうか心も終わりを迎える頃
そこに明日がありませんように
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