鬱な詩を書き綴る
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鞠
屈辱と膨らむ電球、空気の白
硝子の殻に触れて歪む実際に笑う
変わらない優しさと見放す眼に
浮き沈むコンプレックスが揺れる
重力と慣性に問う躁鬱を左手で遊ぶ様
幼さは嘘と幻覚の広場に理想を残した
あの鞠を追う少女が手首を切る頃
自殺の真似事と貶める強さに憎しみを
強く、深く、切り裂いた心に祈る
偽物の想いも閉じて 全て消してしまえればいい
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