鬱な詩を書き綴る
鬱詩.net
滅亡絵画
世論に揺れる朝
怯え、憂鬱、太陽は色を落とす
子供の頃に見た防空壕に隠れて
偏執的な人間愛で逃避しよう
空には黒い飛行機と亡霊が飛んでる 青褪める地球
妄想と現実のどちらでも争いが止まない
閉塞的な日常に死を 冒涜された拒食症の天使
凍りつく脳髄を癒してくれるなら 絵を描こう
狂気寸前の頭に爆音が響く
一瞬で吹き飛べるから 最悪の風景をバックに
油絵の具で泣き笑いの人物画を
目を見開いて動かない 低体温の君に贈ろう
Copyright(C)鼠