鬱な詩を書き綴る
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戦場
合図は日常から溢れたサイレン
望めない暖色の海に幕が落ちる
光の柱は心の殻も全て焼き尽くして
心療内科の窓からは黒い雨が見える
破裂した脱落者が散らかった街
その風景の闇なら、以前とそこまで変わらない
表面化した死が地球を覆うころ
やっと願いは叶う 痛みを伴っても
日々に喘ぎ嘆いた人間の
繰り返し祈った 世界の終わりが
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