鬱な詩を書き綴る鬱詩.net

鬱な日常を詩で綴る鬱詩.net

睡眠


昨日から続いてる弱い夢の中

甘く侵食した風景が幼い視界で

ふと差した絵は恋情にも似てた

乾いた日々に呼吸を灯すように

雨に似せた思いは砂丘に降り注ぐ

救えない現実に目を閉じてそっと

殺された心に、ありふれた嘘の世界

笑って居れるなら、それで構わない

この夜が明け、日常が壊れても

その先の未来には絶えず花が咲く

そう信じて覚めないでいるから

どうかこのまま、僕に朝を告げないでいて

Copyright(C)鼠