鬱な詩を書き綴る
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罠
空想のように切断された部屋
首もなくウサギは跳ねて笑う
後味の悪い映画のように現実の夜
ライトが泣き声を嬉しそうに照らした
殺されたのは? 潰されたのは?
哀れむべきは? 悲しむべきは?
動かなくなった意識と心臓に問う事もできずに
意味もなく死んでいく それが答えだったのでしょうか?
落ちた日常の罠の底で見上げた
抽象的、猟奇的、悲観的な遠い空は
鮮やか過ぎる色と過去を重ねて
真っ黒に塗り潰されていた
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